ドローンの用途・活躍分野

まず、ドローンがどのように活用されているのかを見ていきましょう。

・空撮

写真・動画撮影用にカメラを搭載したドローンが登場したことで、空撮は一気に身近なものとなりました。費用や手間が大幅に抑えられ、ヘリコプターでは撮影が難しかった障害物の多い場所でも撮影が可能になりました。

・農業

農薬散布や上空から作物の育成状況を把握する農場のモニタリングにドローンが活用されています。

・競技用

近年では、ドローンを使ったレース競技も登場しています。人気が高まっていますので、今後競技人口が増えるかもしれません。

・測量

高解像度の空中写真を撮影できるドローンは、測量や地図作成にも活用されています。従来の測量に比べ広範囲の撮影が可能で、人が入ることが難しい場所でも低コストで測量を行うことが可能になりました。

・点検

将来的に伸びると予測されているのがインフラ点検です。ドローンに赤外線を搭載することで、温度差から内部の剥離状態などを確認できます。橋梁やコンビナート、トンネル、太陽光パネルなどの点検が可能で、点検費用や工程を削減する効果が期待されています。

その他にも物流や軍事用途もあり、水中で作業を行う水中用ドローンも登場しているため、さらに活躍の場が広がる可能性があります。

ドローン資格取得にかかる費用

ドローンの国家資格取得を目指している方には、ドローンスクールに通うことをおすすめします。ドローンスクールには教材や設備、練習場所が用意されており、国家資格取得に必要な知識やスキルを効率的に習得できます。

ドローンスクールの受講料金は、一等無人航空機操縦士・二等無人航空機操縦士によって異なります。一等無人航空機操縦士は約500,000～600,000円、二等無人航空機操縦士は約250,000～350,000円が相場です。

また、受験費用も異なります。一等無人航空機操縦士・二等無人航空機操縦士の受験費用は、以下のとおりです。

・学科試験

一等無人航空機操縦士：9,900円

二等無人航空機操縦士：8,800円

・実地試験

一等無人航空機操縦士：20,800～22,200円（マルチローターの場合）

二等無人航空機操縦士：19,800～20,400円（マルチローターの場合）

・身体検査

指定試験機関が準備する会場で検査を受ける場合と公的書類の提出で検査を受ける場合で費用が異なります。

会場での受検：19,900円

公的書類での受検：5,200円

ドローンの資格取得日数は？

ドローンの国家資格取得を目指している方は、国土交通省が認定した民間のドローンスクールのカリキュラムを受講するのがおすすめです。

未経験から自己流で学び資格取得を目指すことも可能です。この場合、時間と手間がかかり、高度な技術を学ぶための実技演習が難しいことも珍しくありません。

ドローンスクールで学ぶことで、より短期間で高度な技術を身につけられます。資格取得までにかかる日数は、最短で2～4日程度が一般的です。